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意外な理由!「おいしくない」手作りお菓子からの脱却法4つ。

公開日: 2016年5月11日水曜日 ちょっとしたコツ



★レシピ通りに作っているのにうまくできない?理由を解明★




アラフォー主婦うさどんは独学でお菓子を作り続けて10年以上になる。

最初のころの手作りお菓子はオエッという出来栄えであった。2016年現在でも修行中ではあるが、オエッというものが出来ることはなくなった(油断するとたまにできる)。と同時に技術以外のうまくできなかった理由も見えてきたので、まとめてみたい。

目次

  1. 手作り信仰を捨てる。
  2. 「甘い基準」を捨てる。
  3. 道具を見直す。
  4. レシピを替えてみる。
  5. まとめ

手作り信仰を捨てる。


ここでの手作り信仰は、「手作り自体を極端にありがたがる信仰」を意味する。具体的には、

  • 買ってきて済ませられるのに、わざわざ手間暇をかけた。
  • 手作りとは気持である。
  • 手作りはありがたがるべきである。ゆえに、貰うまたは、食する側の人間は文句を言ってはならない。
  • 手作りしてる自分すごい。
といった具合である。この信仰に陥ると
  • 作ったものの出来栄えは二の次になる
  • 作ったものの味は二の次になる
という落とし穴にはまるため、この信仰を捨てない限り上達は見込めない。

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「甘い基準」を捨てる。


自分で消費するにしろ、誰かにあげることを目的とするにしろ、出来栄えの基準が甘くては「手作りはおいしくできない、まずい」から脱却できない。「甘い基準」例と代替え策は次のとおりである。

  • 素人なのでプロのようにはできない。

    プロのようにはできないがその味をめざして精進する。または、「こういう味にしたい」と出来上がりの味や食感をイメージし、それに近づくように努力する。

    最初から美味しくできないことを前提とするなら、買った方が早いしプロだから美味しいし材料費もかからない。

  • 手作りとは多少不格好な方が味がある。

    失敗は素直に認める。

    見本(レシピ媒体の出来上がり画像または写真)と見た目が明らかに違っている場合は「手作りの愛嬌」ではなく失敗作である。

  • 手作りとはこんなものである。

    →漫然とうまくいかない場合も何かで失敗を犯しているはずであるあきらめず原因を解明する
    <参考:お菓子作り失敗あるあるサイトまとめ↓※はうさどんコメント>

    オーブン使いこなし《レシピ通り作っても、美味しくできない場合の対処法①》/型にはまったお菓子なお茶の時間 ※「焼菓子」に関する家庭用オーブンの使い方について詳しく解説している。

    “失敗”から学ぶ、成功する基本のお菓子/cotta ※クッキー、ケーキ、ゼリーなどの基本のお菓子の失敗と成功を画像つきでプロが分かりやすく解説。

  • 手作りだから受け取り手も多少の不出来には目をつぶってくれるはずである。

    試食してみて美味しいと思わないものは人にはあげない

    大しておいしくないと思っても、食べ続けているとその味に慣れてきて「あげてもギリ大丈夫」となってくる。

    初めて食べる人の衝撃は計り知れないし、もらう側は身内でなければ大抵「まずい」とは言えない立場であることを考慮しなくてはならない。

    ちなみに焼き菓子やパンなどは「焼き立て」と「翌日」で味や食感が変わってくるので、人にあげようという時にはあげるときと同じ、またはそこから数時間おいた状態のもの(あげたその場で食べる訳ではないことを考慮する)を試食しないと試食の意味はない。

    ミックス粉を使ったものをあげる場合も、メーカーによって味が違うので、まずは自分が何種類か試して、美味しいと思ったミックス粉を使う。

    また、もし手作りお菓子を親しい間柄の人にあげる場合、その人との会話や、一緒に食事をする、お菓子を食べるという中で、相手が甘党か辛党か濃い味好きか、大体の傾向がつかめる。

    その傾向が分かり、自分とはズレていることが判明したら、普段作っているものより濃厚(または甘さ控えめ、またはさっぱりとした後味)に替えてみるなど気配りをすると喜ばれる確率は上がる。

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道具を見直す。


道具を替えただけで劇的に躍進することがある。

うさどんは長年はねの先の細いタイプのハンドミキサーを使ってきたのだが、先幅が太いものに替えたところ、泡立ての時間が大幅に短縮することができた。
幅広タイプのハンドミキサー。

はね部分の先が根元より細くなっているタイプ。
泡立てに時間がかかる。

ほかには、

  • 泡立てに対するボウルの大きさが適正か(大きすぎても小さすぎてもいけない)
  • 型の材質の見直し(ステンレス、紙、ブリキなど)。最適か考える。
  • パウンドケーキなどの敷紙の敷き詰め方は適正か(型のふちより大幅に飛び出ていると火の当たりの関係で膨らみが悪くなる)
などがある。



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レシピを替えてみる。


相当忠実に作ってもおいしくないと感じるなら、レシピが自分に合わないと判断し、ほかのレシピに替えてみるべきである。

人気素人レシピだろうがプロのレシピだろうが、味覚が合わない場合もある。

また、「クイックレシピ」「簡単○○」「まるで○○!」というものは、

  • ある程度工程を省略した作り方をするのが前提である事が多い

リーフレット配布物や商品広告を兼ねたレシピは、

  • 誰でも膨らむようにイーストやベーキングパウダーの量が標準より多目である(食感がパサついたり焼き上がりの香りが悪くなる)
  • 誰でも確実に固まるようにゼラチンや寒天の量が多目である
  • 誰でも確実に焼けるように焼成時間が長めの設定である(スポンジがパサつき気味になる)

ということもあるので、本来の作り方の味より落ちるであろうことは考慮しなくてはならない

→おすすめ記事 
誰でもお菓子作りの腕が「劇的に」上がるプロ直伝!レシピ。 | ちょいラク。今より日常をすこしだけ快適に。

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まとめ


インスタントミックスでも何でも、手作りしたお菓子が美味しくないと感じたら、失敗を認め、なぜ美味しくないのか原因を突き止めないとそこから先には進めない。

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