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子供同士のトラブル発生!今すぐできるパターン別対処法。

公開日: 2024年10月11日金曜日 子育て 小学生

★子供同士のけんか、トラブルに親が口出しするべきか?★


アラフォー主婦うさどんには2016年現在で小学6年生の長女と小学2年生の長男がいる。

二人とも小学校入学から1,2年の間に同級生から「困った行為」をされたことがある。

また、見聞したこと(保護者懇談会、子供会役員時代に受けた保護者からの相談等)も含め、どのように乗り切ったかパターン別にまとめてみた。※対象学年:小学校低学年。内容は深刻なイジメまではいかない程度のトラブルの場合。


生活スタイルが合わない子供への対処


子供同士のトラブルとは違うが、入学して間もないころ、保護者自身が漫然と悩まされるというのが、ライフスタイルの違う子供への対処である。具体的には、

  • 相手の親が共稼ぎでかぎっ子なので、いつまでもダラダラと遊びたがる。または、門限が各家庭でまちまちなので、どうしても長い門限に引きずられる。

  • 教育方針が違うので注意ポイントがずれてしまう。

といった点である。ここで出てくる親の悩みは、このようなものになる。

  • 行為が目にあまるが、親に直接言っていいものか?
  • 自分の子供ではないので注意しにくい。

ここで実行して効果があった対処は、次のとおりである。

  • 見守る

    遊びに来た時の態度が傍若無人に見えたり、遊びたい一心でミエミエのうそをついたり、いったいこの子どもはどんな教育をうけているのか?と疑いたくなるような子供がいることがある。

    うさどんはよっぽど親に直接言ってやろうかと思ったが我慢をした。そしてそれは正解であった

    なぜなら、それは小学1年生(女児)の時であって、3年生を過ぎたあたりから、別人のようにすっかり成長して立派になってきたからである。その傾向は、その子供に限らず、学年全体で見られた。

    しっかり敬語を使い、礼儀正しくなってきたのである。そしていよいよ高学年となると、公園で騒ぐこともせず、ますます大人っぽくなって、思慮深くなっていく。

    子供はあっという間に成長する。「あのとき相手の親に何も言わなくてよかった」とうさどんは心から思った。

    生活態度が悪く、ずうずうしいような子供は1,2年生でよく見られるが、それはまだ幼稚園生から上がってきたばかりの幼児であるからで、まだ本能的に動くことしかできないからなのだなと感じた。

    小学校は6年間、中学も地元なら9年はその親と顔を合わせることを考えると、やはり子供に関する否定的なことは親には直接言わない方が良いと感じた。

  • 相手の親には何も言わないが、相手の子供には「してほしくない行為」はしっかり伝える

    とはいえ、毎日のことなので、目に余る行為は2年も3年も猶予できない。とくに危ない行為はしっかり注意するべきである。

    その場合は自分の子も含めて、「こういうこと(ソファーで飛び跳ねる、階段の上から物を落とすなど)はしないように」と、遊び始める前にクギを刺しておくと言いやすいしカドもたたなかった。

    また、遊びに誘われたり、来られたりしたら、「○時までだったらいいよ」とあらかじめ約束させる方法もカドが立たず、有効であった。




学校内でのトラブルへの対処


学校内でのトラブルというのは、先生が知らない間に子供同士でいざこざがあったりした場合のことである。

そんな時は、やはり先生に解決してもらうしかないのだが、「こんなことくらいで先生にいちいち連絡していいのかしら?」と躊躇してしまうことはないだろうか。うさどんはあった。

結論から言うと、その躊躇は封印して早々に連絡帳に事情を記載して担任教師に連絡すべきであった。そもそも躊躇する背景には、


  • 些細なことですぐ連絡をして先生に過保護の烙印を押されるのではないか?
  • 子供同士のことなのだから、子供同士で解決させるのが正しいのではないか?
という考えがあった。しかしこの考えは、どうやら一昔前の考えであるようだ。

というのも、各県で時期は異なるが、仙台市では平成18年度から「いじめアンケート」というものが存在し、生徒に嫌な目に合ったらどんな些細なことでも誰に何をされたか直接書かせ、提出させている。

つまり、子供同士のトラブルには大人が積極的にかかわることが推奨されているということになる。

そうすると、アンケートだけに頼っていいかというとそうでもない。それは、次の理由による。

  • アンケート実施頻度は各学校によるので月1~週1まで様々である。

    うさどんの学校では、かつては月一のアンケートだった。そうすると、問題解決まで最長ひと月は待たなくてはいけない。

  • アンケートによって発覚したトラブルなら、保護者は当事者であっても学校から連絡を必ず受けるとは限らない。

    べつに悪いことではないが、親が連絡帳に記載するか迷っている間に、本人はさっさとアンケートに書いて提出してしまうこともある。

    しかしそうすると、保護者が知らない間に問題が解決されて、その顛末が分からずじまいになってしまう。(注:アンケートに名前があがっても、それを保護者に知らせるかどうかは各学校の裁量に任されている。)

後に事実を知りたければ、連絡帳や面談でこちらからアクションを起こさなければならない。しかし、あらかじめ連絡帳を通せばその顛末は間違いなく保護者に知らされる。

ちなみにいじめアンケートがなかったころ、うさどんは1週間ほど悩んだあげく連絡帳にトラブルを書いて担任に提出したことがある。

すると、その日のうちにトラブルのあった子供たちを呼び寄せ、事実確認をし、悪い子には説教して、給食時の近隣席の子供たちとのトラブルであったので、その日のうちに席替えをしてあっという間に問題が解決した。

このことは、連絡帳を出したその日に顛末が記載されて返ってきたので知ることができた。うさどんは「悩んだ1週間が無駄だった」と心から思った。



学校外でのトラブルへの対処


では、放課後、友達と遊んでいるときにケンカしたやら、いじわるされたやら、そういった場合はどうだろう。

うさどんの息子は小学一年生の時に、登下校が一緒の男の子ふたりに意地悪をされる(雪玉をぶつけられる、置いてけぼりにされる等)というトラブルが発生したことがある。

もちろん、従来通り連絡帳で先生に伝えるのも有効ではあるが、その場合タイムラグがあるのでその場で解決ができない。

また、問題行動のあった子供をつかまえて直接諭すということもやったことがあるが、その場合の効果は一時的なものでまた繰り返す傾向にあった。

うさどんの考えでは、そんなにいやな思いをするんだったらもう付き合いをやめたらよかろうと思い、息子にはそのように伝えたことがある。しかし、息子からはこのような回答が返ってきた。

  • 登下校は1人はいやだ。
  • 遊んでいるときは楽しいので交友関係は続けたい。
  • 相手が過ちを認め、もう意地悪しないならそれでいい。

この時考えた末の、効果があった対処法は「本人に解決させる」であった。具体的には、

  • 怒っていることの意思表示をする

    うさどんは、息子に「怒ること」の練習をさせてみた。「今すごく怒ってるから!」と言わせるのである。そして相手に、「怒らせている原因は自分にある」という事を知ってもらう。

    顔を紅潮させ、声は荒々しく、多少おおげさにするのがよい。見本を見せるのもよい。

    うさどんは「いやだったら、いやだと言いなさい」とはじめは言っていたが、実際やらせてみるとひとことポツリと「やめて」というのが精いっぱいで、これではイジメッコはやめないな、と思った。

  • されて欲しくないことをされたら、その場、その日のうちに解決させる

    それと併用して、相手に怒る暇なく逃げられた場合は、すぐさま相手の家に行かせて文句を言わせた(下校中のトラブルだった)。

    低学年の、6,7歳の男の子というものは、落ち着きがなく、次から次へと何かをやらかすので、親が後に説教してもすでに何のことで怒られているのかも分からないし本気で忘れている場合が多々ある。

    その場その場で「これはダメ!」と言わないと効果がない。

    それを考えると、何かあっても「明日言おう」と先送りして話題に出したところで、本人にはすっかり過去の出来事になっているので、いまいち伝わらないのだ。(しかしこれは、家が近所だったので出来た対処であった。)

    また、いつも2対1でやられる側だったので、家に行かせることで強制的に1対1の対等で話す機会を得られるのが良かったのではないかと思っている。


その結果、意地悪はすっかりなくなり、平和な学校生活を送っている(2年生現在)。

ただ、イジメッコと直接対峙させることはやはりハードルが高い。まずは出来るかどうか、本人とよくよく話し合ってみることが最も重要だろう。









まとめ


子供同士のトラブルは子供同士でで解決できればベストだが、無理な時は学校の先生に注意喚起してもらうのがよい。

そして、知っている人ならまだいいが、どんな親だかわからないという場合もあるし、謝罪を求める相手に開き直られた時のダメージは計り知れない。

そういった意味からも、相手の親には極力知らせずに解決した方が後々楽である。また、問題行動のある子どもは自身もそれなりに理由を抱えている場合もある。たとえば、

  • 常に子供一人の環境である。
  • その家庭で赤ちゃんが生まれたばかりでかまってもらえない。または母親が出産のため入院中である。
  • その他特別な事情。
とくに1年生ならほんの6,7歳であるし、ちょっと前までは幼稚園児である。成長と共に改善することもあるので、様子を見守ることも場合によっては必要である。




参考URL:教育委員会会議の概要(24年7月定例会)仙台市


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