【調理師試験】都道府県実施の試験は合格しやすいってほんと?実は落とし穴が・・・。
公開日: 2024年10月30日水曜日 調理師試験
同じ国家試験なのに「合格しやすい県がある」と検索結果に出てきたことはありませんか?どういうことなのか気になってちょっと調べてみました!これから調理師試験を受けようとしている人の参考になれば幸いです。
調理師試験実施は2パターンある
調理師試験実施は次の2パターンに分かれています。
- 公益社団法人調理技術技能センターに都道府県が試験を委託して実施。
- 都道府県で独自に問題を作成して実施。
都道府県別に見ると合格率に差が。
厚生労働省のHPでは調理師試験の結果がどうだったか(受験者数と、割合)過去三年分みることができます。都道府県別にみてみると
- 上は70%台から下は30%台と、合格率に結構幅がある。(例:令和5年度)
- 70%以上合格しているのは、独自の問題で実施している都道府県。
ということが分かります。
これなら確かに合格しやすい県が存在するといってもよいかと。
でも・・・最近の調理師試験実施結果で気づいた「落とし穴」
この過去三年分の調理師試験実施結果を見て気づいたのですが。
あれ?数が合わない。
何の数かというと、調理技術技能センターで実施した所の数です。令和4年と5年で数が合わない。この記事を書いているときに数を数えて気づいたのですが
福島県が令和5年度から調理技術技能センター委託にかわっていました。
そして見つけたこちら・・・
日本調理師会のHPなのですが
(1) 2024年度事業計画(PDF:約788kb)
その事業計画の中にこのような一文が。
その事業計画の中にこのような一文が。
調理師試験は近年各県の委託を受けた指定機関による実施に徐々に移行しており、近い将来には全国統一の試験が実施されるものと推測される。たしかにそのまた前年(令和3年度)と比較すると福井県が令和4年度からセンター委託にかわっていました。
令和4年度から、福井県調理師試験は、公益社団法人調理技術技能センターに試験事務を委任しております。調理師について | 福井県ホームページ
都道府県独自実施の調理師試験を受ける際の落とし穴とは・・・
そう、都道府県独自で実施される調理師試験を受ける際の「落とし穴」とは、突然調理技能センターに委託される可能性があるということです。
もちろん受ける前日にかわりましたと連絡がある話ではないですが受ける年度初めに公示するパターンが多いようです。願書の受付は5月から始まりますから1年くらいかけてゆっくりちょっとづつ勉強を進めていきたいと思っている方は注意が必要です。場合によっては過去問集が不要になるかも・・・。
まとめ
都道府県で実施する調理師試験は調理技術技能センター委託にかわる可能性あり。過去問対策をする時期に気を付けましょう!
実施する都道府県の調理師試験についての公示は必ずチェックしましょう。直接電話して確認することも視野に入れましょう。
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